「井岡がはっきりとした勝ち方をする」
ボクサーとして円熟期を迎える井岡。一方のニエテスは40歳とベテランの域にある。金平会長は今回の再戦は井岡がはっきりとした勝ち方をすると明言し「終盤KO」と予想した。その根拠は井岡のボクシングスタイルにあるという。
金平会長は過去の井岡の試合を振り返り「井岡選手はテクニシャンタイプに対して苦戦する印象がある。その一方で好戦的に向かってくる相手を迎え撃つことが非常にうまい」と指摘した。
14年5月にプロ初黒星を喫したアムナット・ルエンロン(タイ)は、アマチュアの世界選手権で銅メダルを獲得した変則タイプのテクニシャン。プロ2敗目を喫したニエテスもテクニックに定評がある選手だ。井岡はいずれも1-2の僅差判定で敗れている。
金平会長はニエテスにとって今回の世界戦がおそらくラストチャンスになるとし、「日本開催ということを考えると、ニエテス選手は好戦的に来ると思う。初戦のようなテクニック合戦になるだろうが、より明確に勝とうとするとよりアクティブになる。そうなると井岡選手が戦いやすい展開になるでしょう」と解説した。