巨人ファンは白星を素直に喜べなかったのではないだろうか。
2022年7月6日のヤクルト戦(東京ドーム)。同点で迎えた延長10回に吉川尚輝の決勝打でサヨナラ勝ちを飾った。首位・ヤクルトの連続勝ち越し記録を14カードで阻止。直接対決に2連勝して11.5ゲーム差とした。
劇的な白星だったが、想定外の出来事が起きた。主将の坂本勇人が5回の打席で代打を送られて途中交代。球場が騒然となった。
5階で途中交代...腰に違和感か
坂本は四球で出塁した3回の打席で4球目の内角高めのボール球をよけた後に腰を気にするそぶりを見せていた。腰に違和感が生じた可能性が考えられる。5日の同戦でも8回の守備から途中交代しており、体が万全でないことは明らかだった。
「持病の腰痛が悪化したのかもしれません。今年は2度戦線離脱しており、責任感の強い坂本は試合に出続けたい思いが強かったと思うが、連戦で疲労は溜まっていたと思います。
33歳ともう若くない。戦列を離れるとチームにとっても大きな痛手になるだけに、守備の負担を軽減するべきです。本人は遊撃のポジションにこだわりがあるかもしれませんが、故障のリスクが高い。一塁や外野のコンバートを真剣に考えるべきだと思います」(スポーツ紙デスク)
後任ショート育成が急務か
今年は「左内腹斜筋筋損傷」で開幕2軍スタート。レギュラーに定着した高卒2年目の08年以降で開幕1軍のメンバーから外れるのは初めてだった。
3月27日の開幕3戦目・中日戦(東京ドーム)で復帰して4打数4安打と健在ぶりを発揮したが、4月30日の阪神戦(東京ドーム)で守備の際に負傷。5月1日に「右ヒザ内側側副靱帯損傷」で登録抹消され、1か月以上戦線離脱した。6月9日に1軍復帰すると、4番・岡本和真の後を打つ5番でポイントゲッターになっていたが、ワンシーズンに3度目の戦線離脱となるとプロ野球人生で初めてではないだろうか。
「坂本が遊撃でいつまで守れるか分からない。中山礼都という高卒2年目の好素材も台頭しているので、遊撃に据えて育成すべきだと思います。遊撃・坂本にこだわったら故障で選手寿命を縮めるリスクが高まるし、チームも進化していかない」(前出のスポーツ紙デスク)
坂本が戦線離脱しないことを願うと共に、原辰徳監督の今後の起用法も注目される。
(中町顕吾)
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— イレブンスポーツ (@ElevenSportsJP) April 24, 2020
背番号60 #武岡龍世
同じ高校出身もあり「坂本勇人2世」と呼ばれている????
走攻守3拍子が揃ったプレースタイルで1軍を目指す????#ルーキー#坂本勇人#八戸学院光星高校#イレブンスポーツ #イレブンスポーツ選手名鑑 pic.twitter.com/1HrcGorFLX