プロ野球日ハムの元投手で野球解説者の岩本勉氏(51)が2022年7月5日にユーチューブチャンネルを更新。ゲストに日ハムOBの高木豊氏(63)を招き、日ハムの理想的オーダーについて分析した。
岩本氏「楽天は右バッターを絶対に欲しいですもんね」
動画では日ハムの現状を考慮して岩本氏、高木氏がそれぞれ独自のオーダーを披露。岩本氏と高木氏はともに1番に松本剛外野手(28)、2番に近藤健介外野手(28)を並べ、岩本氏は清宮幸太郎内野手(23)を4番に、高木氏は野村佑希内野手(22)を4番に置き清宮を5番とした。
両者が理想的オーダーを公開した際、番組アシスタントがこの中から漏れた選手として「渡邉諒選手は?」と質問すると、高木氏は「彼は良い選手だよ」と評価した上で次のように持論を展開した。
「ものすごく右バッターとして貴重な選手だけども、松本がいて今川がいて野村がいて万波がいて。右(打者)が結構いるじゃない。バランス的には左(打者)がほしい。だから楽天にトレードだよ」
高木氏の提言に対して岩本氏は「楽天は右バッターを絶対に欲しいですもんね」と納得した様子だった。
また、高木氏は現在の楽天のチーム事情を分析し、渡邉の必要性を訴えた。
トレードに「ネガティブなイメージ」持つ人多いが...
「(楽天は)浅村をセカンドで使うというよりも浅村をファーストかDHに使いたいと思えばセカンドが出来る右バッターがほしいと思うんだよね。そうなってくると良い選手を楽天から取れると思う。西口くらいと代えてくれれば」
一方の岩本氏はプロ野球におけるトレードに関して独自の視点から解説。「トレードに名前が挙がる選手は有能。求められている選手だから。結構ネガティブなイメージを持たれる方が多い。それは本当に珍しい。レアなケース。それこそ代理人の交渉が荒々しかったりとか。それで決裂というのは本当に稀で大概は発展的トレードばっかり」と私見を述べた。
東海大甲府高出身の渡邉は13年ドラフト会議で日ハムから1位指名を受けて入団。プロ7年目の20年は117試合に出場し打率.283、6本塁打、39打点をマークするも21年は夏場に登録を抹消され2軍での調整が続いた。
今季は7月5日時点で出場は14試合にとどまり、打率.237と低迷している渡邉に対して高木氏は「これからの(日ハムの)チームカラーとして、渡邉諒はそうしてあげた方(トレード)が彼の野球人生が長くなるかなと」との見解を示した。