プロ野球巨人の元エースで野球解説者の江川卓氏(67)が2022年7月4日にユーチューブを更新し、セ・リーグの首位を走るヤクルトと2位巨人の現状を分析した。7月3日時点で首位ヤクルトが優勝マジックを「51」とし、2位の巨人に13.5ゲーム差を付け独走している。
「打順が元の怖い状態の並べ方に代わった方がいい」
動画では「今後巨人がヤクルトに追いつていくためにはどんなことが必要か?」「どんな展開になりそうか?」などのお題に対して江川氏が今後のペナントレースの行方を占った。
江川氏は巨人追い上げのポイントとして「打順が元の怖い状態の並べ方に代わった方がいいんじゃないかなと思っている」と切り出し、ここ最近の打順に言及した。
5月中旬から1番に入ることが多くなった丸佳浩外野手(33)に関しては、本塁打を打つことが出来て三振が少ないことを指摘した上で、相手投手が丸に対してさほど盗塁を警戒しなくてすむとの見解を示した。
江川氏は「1番はある程度打率がよくて走れる。バッターボックスに入ってきた時に塁に出たら走られる事を考えることがピッチャーとしてマイナスになるので、そういうかたが1番に来た方がいいのかなと感じている」と私見を述べた。
また、6月9日の復帰後、5番に入っている坂本勇人内野手(33)の打順についても言及。右膝内側側副じん帯損傷で戦線を離脱していた坂本はセ・パ交流戦の西武戦から復帰。負傷前は主に2番を任されていたが、復帰後は5番に定着している。
「ウォーカーが5番ぐらいに入った方が怖い」
江川氏は故障明けの坂本に2番を打たせるのは負担が大きいと首脳陣が考えているのではないかと推測。坂本に代わり2番に入ることが多くなったウォーカー外野手(30)の働きぶりを高く評価しつつ「2番は悪くないがウォーカーが5番ぐらいに入った方が怖いんじゃないかな。岡本、ウォーカーと来た方が嫌」との見解を示した。
さらに「打線の組み替えがもうちょっと時間をおいてスムーズに行くようになったら少し(ヤクルトとの差が)縮まるかなと思ってます。ただ坂本選手が5番を打ってるうちは難しいかなというのが実感」と率直に述べた。
そしてヤクルトと巨人の試合内容を分析し、両者の違いについて見解を示した。
江川氏は「ジャイアンツの野球は取れるゲームを取れないでいることが差の縮まらない原因かもしれない」とし、「ヤクルトはすいすい勝ってるゲームはみんな取っている。そこが違いになって出てると思う」と分析した。
5日からは本拠地東京ドームでヤクルトとの3連戦を予定。第1戦は戸郷翔征投手(22)が先発のマウンドに上がる。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 1, 2022
今季最初の #伝統の一戦
先手は巨人!!
\#坂本勇人 左中間への先制アーチ????
⚾#プロ野球(2022/4/1)
????巨人×阪神
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