ある一人暮らし男性の家の台所風景に大きな注目が集まっている。まな板に向かって料理をする男性の隣には「ウエディングドレスを着ている花嫁」のような姿が写っていた。それは男性と同じくらいの背の高さで直立二足歩行し、白くふわふわしている。
その正体は、大型犬「ボルゾイ」のヴィスナー君だった。
J-CASTニュースは2022年7月1日、大阪府枚方市で1人と3頭生活を楽しむ男性・ちちり。さんに写真を撮影した背景を取材した。
「まな板の上にある物は、右向いて左向いたらもう無い」
ツイッターで注目を集めたヴィスナー君は、「ボルゾイ」という日本国内では珍しい犬種だ。一般社団法人「ジャパンケネルクラブ」の発表によれば、2019年時点に日本国内で犬籍登録されたのは200頭ほど。「ボルゾイ」とは、原産国・ロシアで「俊敏」と言う意味を持つ。視覚に優れた狩猟犬で、体高は70センチを超える。立ち上がると、身長177センチの飼い主・ちちり。さんと同じくらいの高さになる。
ちちり。さんは、3頭の犬とキャンプを楽しむユーチューバー。シェットランドシープドッグ(シェルティ)の虎狐君(6歳11か月)と、ラフ・コリーのラッシー君(6歳3か月)、ボルゾイのヴィスナー君(5歳2か月)と賑やかな日々を過ごしている。
話題になったのは、3頭と台所の風景。それぞれの犬が台所にやってきた様子を撮影し、ツイッターに投稿したものが大きな注目を集めた。ちちり。さんは取材に対し、撮影背景を次のように説明する。
ちちり。さんが自宅の1階で鶏肉やウィンナーの調理を始めると、犬たちは居住スペースのある2階から順番に飛んでくる。
「まな板の上にある物は、右向いて左向いたらもう無いですからね~。凄いバイタリティーです」
真っ先にやってくるのは、シェルティの虎狐君。体格は一番小さいものの3匹の中では一番年上だ。ちちり。さんは虎狐君をこう評す。
「とっても頭は良いですが、極度の人見知り。シェルティは元来警戒心が強く、飼い主だけな面があるので家では一日中ストーカー。他の人が来ても隠れて出て来ません。逃げまくります」
台所につかまり立ちしながら顔をのぞかせる虎狐君に、ちちり。さんはツイッターで「ちょっと背が足らんのよね~」とコメントしている。虎狐君の顔の位置はちちりさんの腰あたりで、まな板の上にあるものまで見渡すことはできなそうだ。