メニューは1500円の「トマトチリバーガー」「ペスカトーレ」
提供されるメニューは、バンズとパティ、トマトソースにコオロギ粉末を混ぜた「トマトチリバーガー」(1500円)と、トマトを使用したソースにコオロギ粉末を混ぜた「ペスカトーレ」(同)の2種類。コオロギ粉末は、それぞれに4~5グラムずつ使った。
開発を担当したシェフのジャルロイヤルケータリング・増田恵太氏によると、コオロギの風味は「甲殻類とナッツの香り」。ただ、
「あまりコオロギを前面に出しすぎても、ご注文いただけないと思ったので、食べやすさを重視した」
といった配慮もあったという。
成田とバンコク、シンガポール、ホノルル、ロサンゼルスを結ぶ4路線で提供される(ホノルル、ロサンゼルス線は成田発のみで提供)。他の機内食メニュー同様、事前予約が必要だ。事前予約を求めるのは、必要な数だけ飛行機に乗せることで、燃料代を節約したりフードロスを減らしたりすることが目的だ。
昆虫食を機内食に取り入れる構想は22年3月に浮上。通常、新メニューの開発には半年~1年程度かかるが、夏休み需要に間に合わせようと、3か月程度で開発した。すでに7月1日から予約を受け付けており、現時点で7件の予約が入っている。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)