カギとなる「直球への対応力」
筒香が活躍する上でカギを握るのは、直球への対応力だ。DeNAでプレーしていた時から「150キロ以上の直球に弱い」と指摘されていたが、メジャー挑戦後はその傾向が顕著になった。
19年オフにポスティング・システムでレイズに移籍したが、1年目の20年は打率.197、8本塁打、24打点。昨季も打率.167、0本塁打、5打点で5月にロースター40人枠から外れた。ドジャースにトレード移籍も打率.120、0本塁打、2打点に終わり、6月9日に負傷者リスト入りすると、8月14日に自由契約が発表された。3球団となるパイレーツに移籍し、43試合出場で打率.268、8本塁打、25打点と結果を残した。
昨季の活躍が「本物」なのか、真価を問われるはずのシーズンだった。しかし、故障もあり、ここまでの成績は不本意なものになっている。現地の識者は、今回のチャンスを活かせるかどうかが重要だと話す。
「相手バッテリーも速い球を果敢に投げてくるでしょう。そこで筒香が打ち返せるどうか。故障前の打撃と変わらないようだと、メジャーでプレーするのは厳しくなる。若返りを図るチーム方針の中でチャンスは多くない。この7月が正念場だと思います」(米国在住の通信員)
日本が誇る長距離砲はメジャーの舞台で復活できるか。(中町顕吾)
ホームラン, Yoshi Tsutsugo! pic.twitter.com/XNgqQWmXX2
— Pittsburgh Pirates (@Pirates) May 7, 2022