具は詰めません!セブンイレブン「常識覆す」新感覚おにぎりにSNS衝撃 広報明かす投入の狙い

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   セブン-イレブンが2022年6月28日から発売したおにぎりが、消費者から驚きをもって受け止められている。

   商品名は「明太子おむすび」。いたって普通のネーミングだが、おにぎりの概念を覆すような見た目をしている。

  • 東京都内のセブン-イレブンで撮影
    東京都内のセブン-イレブンで撮影
  • 東京都内のセブン-イレブンで撮影
    東京都内のセブン-イレブンで撮影
  • 東京都内のセブン-イレブンで撮影
  • 東京都内のセブン-イレブンで撮影

「背徳感溢れる」「イカれてる」

   商品を正面から見ると赤一色。米と海苔の白黒はうかがえず――。明太子おむすび(税込324円)は、ご飯で具を覆うのではなく具でご飯を覆うような格好になっている。

   おにぎりに明太子を大胆に3房載せた。大葉を敷いてアクセントにしている。東京都内の店舗では、メッセージカードで「新しいスタイルのおにぎり登場」と訴求していた。同様のコンセプトで開発した「ベーコンエッグおむすび」(税込248円)も、28日から販売している。

   ツイッターでは特に明太子が発売からすぐに話題となり、「イカれてる(褒め言葉)」「これは二度見してしまった」と面白がったり驚いたりする反応が続出。「やけくそ明太子おむすび」「頭の悪い明太子おむすび」「痛風おにぎりじゃん」と、独自の「愛称」も次々に披露されている。

   購入者からは「ボリュームがあって最高だった」「背徳感溢れる明太子の量でした」とおおむね好意的な感想が目立つ一方、目新しいゆえ「これ...どうやって食べるの?」「食べ方の正解がわからーん」と困惑も漏れている。

「カットサイズの基準設定に苦労いたしました」

   セブン&アイ・ホールディングス広報は7月1日、J-CASTニュースの取材に、狙いを「コロナ禍において、ご自宅での食事の機会が増加したことで、『食卓を豊かにしたい』というニーズが継続しています。また同時に、具材感のある(具材比率の高い)おにぎりの人気が高まっていることを受け、セブン-イレブンとしても商品展開したいと考え開発にいたりました」と説明する。

   主なターゲットは若年層の男性。テスト販売では「明太子」「ベーコンエッグ」以外も用意したが、この2商品がよく売れ、見た目の具材感や陳列時の色合いなども考慮し決定した。商品化にあたり「特に明太子は、おむすびの上にきれいに並べるためのカットサイズの基準設定に苦労いたしました」と明かす。

   口コミの盛り上がりについては「『セブン‐イレブンに行けば、面白い商品、楽しい商品に出会える』とお客様に感じていただける様な商品開発を目指しております。お客様に商品を認知していただけることは、とても嬉しく思います」と答えた。

   想定販売数や実売は非公表なものの、「お客さまからご好評いただいております」と手ごたえを口にする。第二弾は、販売状況を踏めて検討するとした。

   なお、一部地域限定の販売で商品規格はエリアで異なる。販売地域でも取り扱いのない場合ある。詳細は公式サイトで。

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