2021年は700人超がカンピロバクター食中毒に
厚生労働省によれば、21年のカンピロバクター食中毒の患者は764人を数えた。
生または加熱が不十分な鶏料理は、カンピロバクター食中毒を引き起こしたり、手足の麻痺などを伴うギランバレー症候群の発症例(推定)があったりするとし、厚労省は次の4点を順守するよう呼びかけている。
(1)食肉を十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)する
(2)食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う
(3)食肉を取り扱った後は十分に手を洗ってから他の食品を取り扱う
(4)食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行う
外食時も注意が必要だとして「お店で出されているから生でも安全ではありません」「よく加熱された鶏肉料理を選んで楽しい食事にしましょう」としている。