プロ野球阪神のOBで野球解説者の田尾安志氏(68)が2022年6月30日にユーチューブチャンネルを更新し、同日に横浜スタジアムで行われた阪神対DeNA戦を解説。投手起用に関して提言した。
「岩崎はセットアッパーで良さが出る投手」
試合は初回にDeNAが4点を先制し序盤を優位に進めた。阪神は5回に2点を返し6回、7回とそれぞれ1点ずつ追加して同点に。8回には1死3塁のチャンスで梅野隆太郎捕手(31)のセカンドゴロの間に3塁走者が生還し逆転に成功した。
1点リードで迎えた9回は守護神・岩崎優投手(31)がマウンドに上がった。岩崎は無死1塁から大田泰示外野手(32)にタイムリー2塁打を許すと、2死1、2塁のピンチで嶺井博希捕手(31)にライト前ヒットを打たれ、これがサヨナラ打となり5-6で敗れた。
1点リードから救援に失敗してサヨナラ負け。田尾氏は「岩崎の抑え。このままずっと行っていいのかなというところ」と疑問を投げかけ、岩崎に代わる抑え候補としてケラー投手(29)の名を挙げた。
「岩崎は本当は8回セットアッパーというところで彼の良さが出せるピッチャーなんですが、今シーズン抑え候補だったケラーがスタートで2回躓いた。それでかなり遠回りしながらやっと彼(ケラー)本来のピッチングが出来始めた」
「元々ケラーを抑え候補として取ってきた」
田尾氏は岩崎とケラーの直近6試合の成績を比較し、6試合全てで安打を許している岩崎に対してケラーは6試合被安打ゼロ、10奪三振と調子が上向いていることを指摘し、次のように持論を展開した。
「(球団は)元々ケラーを抑え候補として取ってきた。そういうピッチャーなんですが、今のケラーの状態を見るともうそろそろケラーを抑えに持って行ってもいいのではないかなと。そういう時期に来ているのではないか」
さらに「矢野監督がどういう風に考えるかだけですが、岩崎というピッチャーはそんなに空振りをバンバン取れるピッチャーではない。ここ一番で空振りを取りたいという時には難しいピッチャー」とし、「今日岩崎がサヨナラヒットを打たれた。こういう段階で一旦新しいものに取り組むというのもありじゃないかという気がしました」との見解を示した。
チームはDeNAとの3連戦に全敗し借金は「7」まで膨らんだ。7月1日は敵地バンテリンドームで中日との対戦を予定し、連敗ストップに向けてエース青柳晃洋投手(28)が先発のマウンドに上がる。
/
— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 30, 2022
同点打からの激走??
\
??劇的なサヨナラ勝ち??#大田泰示 飛び込んだ#嶺井博希 右打ちで決めた??
阪神リクエストも判定変わらず#プロ野球 (2022/6/30)
?? DeNA×阪神
??Live on #DAZN#baystars #NPB pic.twitter.com/yR7WtXfK4F