15年には同僚・山田の「トリプルスリー」が流行語年間大賞に
22歳の若き主砲が連日見せる衝撃的な活躍に、メディアやSNS上で「村神様」というキーワードが流行している。「神様、仏様、村神様」と称賛される光景は、16年に広島が25年ぶりのリーグ優勝を飾った時を思い出す。
高卒4年目の鈴木が率.335、29本塁打、95打点と大ブレイクした年で、2試合連続サヨナラ弾を放った際に、緒方孝市前監督が「神ってる」と形容したキーワードが大ブームに。この年のユーキャン新語・流行語大賞で「年間大賞」を受賞した。
もちろん、6年前の鈴木と同様に、村上も勢いだけで打っているわけではない。これだけ大活躍をしても浮つくことなく、地に足がついた姿勢で野球に真摯に向き合っている。怖いのは故障だけだ。
ツイッター上ではすでに「今年の流行語大賞『村神様』いけるんじゃない?」「ヤクルトが優勝したら『村神様』が流行語大賞で良いのでは」などの声が聞かれている。「神ってる」の一年前には、奇しくも同僚の山田哲人が「トリプルスリー」で年間大賞を受賞していた。「村神様」の活躍から、今後も目が離せない。(中町顕吾)