「通常はマスクするが、支持者の希望で少し外すことはある」
玉城氏は、ライブハウスなどで感染したのではないかとの声も出たが、県の秘書課は、「親族から感染した蓋然性が高いと考えています」と取材に説明した。
同課によると、玉城氏は親族と接触する前の6月24日にライブハウスを訪れていたが、「公務として行かれたわけではありませんので、詳細については把握していません」と話した。ただ、マスク着用が適切だったかについては、「その状況については、確認しているところです」と答えた。
ツイッター上では、玉城氏は別の店でもその姿を見たとの情報が流れており、地元紙の沖縄タイムスも29日、ライブハウスとはしごをして飲んでいたと報じている。この点については、同課は、「聞いてはいますが、直接確認できていません」とした。
玉城氏は、「多くの方々にご心配とご迷惑をかけ深くおわびする」とのコメントを発表したが、感染の経緯については、29日20時時点では、ツイッターで何も説明していない。玉城氏を支えるオール沖縄会議では、「普段はマスクをしていますが、支持者から『顔を見せて下さい』と希望を言われれば、少しマスクを外すことはあると思います」と担当者が話した。
玉城氏が顔を出したライブハウスは、沖縄市内のバー「CANNON CLUB」で、オーナーの宮永英一さんは29日、取材に当時の状況をこう説明した。
「デニーさんは以前、僕らのバンドのボーカリストだったことがありますので、ライブを聞きつけて突然、応援に来てくれました。とてもうれしかったので、僕がデニーさんにマイクを渡しました。マスクは、ステージであいさつしてもらうときだけに外していました。ステージで歌ったり、しゃべったりするときは、マスクはしません。デニーさんを囲んだ女性2人は、バンドのボーカリストで、並んで写真を撮るときにマスクを外していました。デニーさんがおられたのは、10分までいかないぐらいでしたね」
玉城氏のコロナ感染判明後、本人から宮永さんに電話が来て、感染のことを伝えられたという。
「デニーさんから心配して『大丈夫ですか?』と聞かれましたので、PCR検査を29日に受けに行きました。30日の夕方に結果が出ると聞いています。ライブからコロナ陽性者が出たというのは、まだ聞いていません」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)