石毛氏「指導者的な存在になっていく可能性がある」
岩本氏は「僕個人的に感じていることはズームズームスタジアム(マツダスタジアム)。メチャクチャ大きな材料だったと思う。決断への材料。天然の芝生である」と指摘し、次のように続けた。
「彼のスタイルからしてダイビングキャッチも多いですよね。人工芝でのダイビングキャッチはとても体に負担がある。ダイレクトに衝撃を受けてしますし、滑り切らない部分があってダメージを受けてしまう人工芝事情がある。でもズームズームスタジアム、シーズンの半分以上と言ってもいいかな。天然の芝生の上でプレーすることに彼の選手寿命を長く見込める。プラス材料としてあったんでしょうね」
西武の先輩で野球解説者の石毛宏典氏(65)は秋山の野球に取り組む姿を称賛し、将来的に広島の指導者になる可能性について言及した。
石毛氏は「野球に対する取り組みがすごいまじめ。修行僧のようにもっともっとよりもっとという向学心、向上心がある選手」と評価した。
そしてこれまで広島はFA(フリーエージェント)で選手が他球団に移籍することがあっても大物選手を獲得することがなかったことを指摘し、「秋山選手は取った選手だけどユニフォームを脱ぐようなことがあれば指導者的な存在になっていく可能性がある」との見解を示した。
広島は27日時点でリーグ3位に付け、2位巨人を1ゲーム差で追っている。28日からは本拠地マツダスタジアムで首位ヤクルトと3連戦。7月1日からは2位巨人との3連戦を控える。