スマホ向け人気位置情報ゲーム「ピクミンブルーム」のリアルイベントが開催直後に中止となった騒動で、ゲームの運営側は2022年6月27日、イベントの運営に不手際があったことを認め謝罪した。
騒動があったのは、25日に東京明治神宮外苑・にこにこパークで開催された「コミュニティ・デイ」。ピクミンブルームでは国内初のリアルイベントだった。
朝から行列もスタッフ足りず......グッズ配布中止で大混乱
任天堂とNiantic(ナイアンティック)が共同開発したピクミンブルームは、歩数に応じて天候や場所により異なる特別な姿のピクミン「デコピクミン」をゲットすることができる。
今回のコミュニティ・ディでは、新たに「葉っぱの帽子」を被ったデコピクミンを手に入れることができる予定だった。
また、来場者に向けたリアルグッズの無料配布も予定。サンバイザーとポストカードを参加者全員にプレゼントするほか、「にこにこパーク」への来場前に5000歩以上歩いたプレイヤーを対象として、先着順でTシャツを配布するとしていた。
こうした予定のイベントだったが、当日の会場では混乱が発生。SNSでは現地を訪れたユーザーからの苦情が相次いでおり、そうした投稿などによると、朝10時からの開始予定にもかかわらず、朝7時過ぎには会場付近に行列ができていたという。
また、会場に十分な数の誘導スタッフがいなかったとして、待機列の混乱や割り込みといったユーザー同士のトラブルも発生していた、とする報告もあった。
全員に配布予定だったサンバイザーとポストカードの配布も急遽中止となった。公式ツイッターでは、当日の10時過ぎに配布を案内する投稿をしていたものの、その約1時間後に中止を発表。「混乱を招くご案内になり、申し訳ございません」と謝罪していた。
そのほか、条件付きで配布予定だったTシャツについても、行列に並んでも受け取ることができなかったと訴えるユーザーもいた。