井上尚弥、スーパーバンタム級ビジョン明かす 理想は「4団体王者同士の対戦」ライバル王者の実力は?

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「ボクシングはそんなに甘くないスポーツ」

   21年4月にはIBF世界スーパーバンタム級暫定王者・岩佐亮佑(セレス)との王座統一戦に臨み、5回TKOで王座統一に成功。今年6月25日にはロニー・リオス(米国)を12回TKOで下し王座を防衛。プロキャリアこそ11戦(全勝8KO)とまだ浅いが、豊富なアマチュアキャリアに裏打ちされた技術に加え、パワフルなボクシングが持ち味のボクサーだ。

   一方のフルトンはアマチュアを経て14年10月にプロデビュー。21年1月にWBO世界スーパーバンタム級王者アンジェロ・レオ(米国)に挑戦し判定勝利で王座獲得に成功した。同年11月にはWBC同級王者ブランドン・フィゲロア(米国)と対戦し判定勝利を収め世界2団体の王座を統一し、戦績を21勝(8KO)とした。

   井上が理想とするのが、アフマダリエフとフルトンによる王座統一戦が行われ、その勝者と4本のベルト懸けて対戦することだ。ただ時期尚早ということで両者の直近の試合映像は見ていないという。

   プロキャリアの最終地点を35歳に置く井上は「そこまでの道のり、理想とするならば無敗でゴールすることが理想ですけどもボクシングはそんなに甘くないスポーツ。まして階級を上げていけば階級の壁にもぶち当たることもこの先出てくると思う。ボクシングをやって良かったなと思う最終の35歳であれば自分はボクシングをやってきて満足出来るのかと思います」と語った。

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