青森県の地元紙「東奥日報」の2022年6月24日付ウェブ記事「カシス生産団体、収穫サポーター募集/青森」を受け、当該団体が27日、批判を集めたとして募集を中止すると発表した。
「お叱りいただいた」
東奥日報の記事(現在は削除)では、団体は会員の高齢化により摘み取りなどを担う人材が足りず、収穫開始を前にボランティアを募集すると伝えていた。「少なくとも1日3時間手伝ってもらえれば、ある程度の量は収穫できる。ぜひ応募を」(会長)、「新規にカシスを栽培したい人も連絡してほしい」(副会長)とも紹介していた。
この2日後、団体は「サポーター募集の案内に関するお詫び」と題した文書をウェブサイトに掲載した。
報道を受け、「(営利団体が)無報酬で労働させて販売したカシスで利益を得るということはとんでも無い事で間違った悪どい行為であると多方面よりご指摘とお叱りをいただきました」と明かし、「お手伝いさんに現物支給という田舎の慣習に流されておりました」と謝罪した。
募集内容は撤回し、時給の支払いを明言。「間違いに気付かせていただき本当にありがとうございます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」と結んだ。27日には募集を中止すると発表し、「すでに応募された方には直接ご連絡差し上げます。何とぞよろしくお願いいたします」とした。