北朝鮮「凶作」リスクで予断を許さない状況に 「コロナ+熱波」ダブルパンチか

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夏の降水量は平年並みでも熱波の可能性

   北朝鮮の国営メディアには、4月末から6月中旬にかけて、干ばつ対策に関する記事が頻繁に登場した。報告書によると6月には降雨不足は解消され、カギとなる7~9月の降水量は平年並みの見通し。ただ、気温は平年より高くなるとみられており、

「水需要が増加する上、熱波が発生する可能性がある。いずれも、農作物に悪影響を及ぼす可能性がある」

と指摘している。

   北朝鮮には慢性的に食糧不足のリスクがつきまとう。金正恩総書記は21年6月の朝鮮労働党の集会で「人民の食糧状況が切迫している」と言及。農業への対応を「最優先的に解決すべき戦闘的課題」と位置づけ、危機感をあらわにした。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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