「根尾昂ぐらいしか明るい材料はない」 自力V消滅の中日、低調ぶりに地元関係者も嘆き節

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「すぐに強くなるほど甘くはないということでしょう」

   23日の試合でも、先発の岡野祐一郎が初回に無死満塁のピンチを背負うと、4番・村上に甘く入ったフォークで満塁弾を浴びる。4回には先頭・内山壮真へ2球目を投げた際にバランスを崩すと、3球目の後に自らベンチに合図を出して途中交代した。4回途中5失点KOと試合を作れず、救援陣も打ち込まれてワンサイドゲームに。打線も高梨裕稔の前に散発6安打とつながりを欠き、今季13度目の零封負けを喫した。昨季の最初の自力V消滅は87試合目だったが、今季はシーズン折り返し前の68試合目で早くも自力優勝の可能性が消滅した。

   名古屋のテレビ関係者は「投手転向で快投を続ける根尾昂ぐらいしか明るい材料はない。立浪監督が就任してチーム再建の期待がかかりましたが、すぐに強くなるほど甘くはないということでしょう。正直リーグ優勝は厳しいと思うのでCS圏内の3位を目指して頑張ってほしい」と話す。

   低迷期からの脱却へ、まだまだ時間がかかりそうだ。(中町顕吾)

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