大谷翔平は「なぜ日本国民に愛されるのか」 韓国メディア分析「才能と高潔さ持ち合わせている」

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   大リーグ・エンゼルスで二刀流として活躍する大谷翔平選手(27)の人間性を韓国メディアが称賛している。

   韓国メディア「OSEN」(WEB版)は2022年6月24日に大谷の特集記事を公開。米国で大リーグを取材している韓国人記者の目を通して大谷がなぜ日本国民に愛されるのかを独自の視点から分析している。

  • 大谷翔平選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    大谷翔平選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 大谷翔平選手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

漫画で見るような二刀流を継続中

   記事では大谷が昨シーズン二刀流で大活躍し、大リーグ史上初めて投手と打者の両方でオールスターメンバーに選出されたことを紹介。そしてシーズン終了後には満場一致でア・リーグのMVPに選出されたことなどを伝えた。

   選手の分業化が顕著となっている現代野球において二刀流は不可能な領域だったとし、漫画で見るような二刀流を継続中の大谷は畏敬の念の対象となっていると評価した。

   さらに今季は先発投手が途中交代になっても指名打者として試合に残り続けることが可能になったことを説明し、大谷ルールが出来たと記した。

   そして今年も二刀流伝説は続いているとし、直近のロイヤルズとの2試合に言及。22日には打者として2つの本塁打を含む8打点をマークし、翌日は投手として自己最多の13奪三振を記録して勝利投手に。前日8打点をあげた打者が翌日に投手として10個以上の三振を奪ったのは、ベーブ・ルースも成しえなかった初の快挙だと伝えた。

本拠地スタジアムではあちこちで日本語飛び交う

   大谷への称賛はさらに続き、今季は昨季ほどの圧倒的な成績ではないが、最速101マイル(163キロ)の速球を投げ、最大443フィート(135メートル)まで本塁打を飛ばす選手は大谷が唯一無二だと最大級の評価を与えている。

   記事では本拠地エンゼル・スタジアムの様子にも言及。スタジアムのあちこちで日本語が飛び交い、大谷が先発登板する日には少なくとも40人以上もの日本の取材陣が詰めかけ、日本人記者を担当する専任の広報職員までいると説明している。

   そして大谷の取材陣への対応にも触れており、連日多くの取材陣が押し寄せるなか大谷は嫌な顔ひとつせず応対し、試合後は米国取材陣のインタビューの後に日本取材陣のインタビューに臨み、試合結果に関係なく誠心誠意答えるとしている。

   記事の終盤には大谷は才能と高潔さを持ち合わせていると指摘し、日本の取材陣は大谷のことをまるで自分のことのように喜んでいると記した。そしてこのような大谷が日本人の誇りであり、大谷が国民的に愛される理由だろうと締めくくっている。

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