「ちむどんどん」本編で慰霊の日に言及なし 最後に「ひめゆりの塔」写真も...視聴者から賛否

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   2022年6月23日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の本編終了後に、慰霊碑「ひめゆりの塔」の前に立つ黒島結菜さんと仲間由紀恵さんの写真が放送され、ツイッター上で「沖縄慰霊の日であることを忘れてない」と話題になった。

   同日は、太平洋戦争末期の沖縄戦などの戦没者を悼むことを目的に沖縄県が制定した記念日「沖縄慰霊の日」だった。

  • 黒島結菜さん(写真:2019 TIFF/アフロ)
    黒島結菜さん(写真:2019 TIFF/アフロ)
  • NHK公式サイトより
    NHK公式サイトより
  • 黒島結菜さん(写真:2019 TIFF/アフロ)
  • NHK公式サイトより

「これだけ??」の声も

   「ちむどんどん」は、沖縄の本土復帰50年に合わせて放送されている。沖縄本島北部「やんばる地域」出身の主人公・比嘉暢子(黒島結菜さん)がふるさとの食に夢をかけて料理人を目指す。タイトルの「ちむどんどん」は、「心がワクワクすること」を意味する。

   23日は沖縄慰霊の日であることから、インターネット上ではドラマ内で言及されることを期待する声もあがっていた。ドラマ本編で沖縄慰霊の日について触れることはなかったものの、本編終了後に放送される人々の沖縄の思い出を紹介するコーナー「わたしの沖縄」で、ひめゆりの塔の前に立つキャストの写真が写された。「6月23日は慰霊の日。ひめゆりの塔にて」と吹き出しが添えてある。

   沖縄慰霊の日に関連した写真を放送したことを受けて、ツイッター上では「今日の終わりの写真みて、何だか目頭が熱くなった」「最後の写真コーナーで慰霊の日に触れたのはよかった」などの声が上がった。

   また今回は、主人公が「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝えられることが自分の長所だと見直すシーンがあった。この内容を受けては、「『ありがとう』と『ごめんなさい』が、ちゃんと言える人ばかりになれば、きっと戦争はなくなる」といった声も寄せられた。

   一方で、ドラマ内で明確に触れられなかったことについては、「これだけ??」「このドラマ、沖縄に関連づけた意味って何?」といった不満も寄せられている。

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