プロ野球中日・根尾昂投手(22)の投球に球団OBから称賛の声が上がっている。
中日は2022年6月22日にバンテリンドームでヤクルトと対戦し、根尾は4点ビハインドの8回にマウンドに立った。先頭・長岡秀樹内野手(20)をセカンドゴロに打ち取ると、続く川端慎吾内野手(34)もセカンドゴロに。わずか5球で2アウトを取った。
自己最速152キロで空振り三振
1番・塩見泰隆外野手(29)に対しては力勝負に出た。初球低めに外れたストレートは自己最速の152キロをマーク。2球目のスライダーでストライクを取ると、3球目の151キロのストレートで1ボール2ストライクに追い込み最後は152キロの速球で空振り三振に仕留めた。
今季1軍で4試合目のマウンドで打者3人をきっちり抑えた。19日の巨人戦では9回2死の場面で登板し、岡本和真内野手(25)から空振り三振を奪った。
投手として存在感を示している根尾に対して中日OBが反応。中日の元エース吉見一起氏(37)は同日にツイッターを更新し、球場内で撮影したとみられる動画を添付して「根尾投手の投球を初めて見た。素晴らしいボールを投げてた。力の入れどころを分かっているような内容でした」とのコメントを投稿した。
吉見氏は14日に公開したユーチューブで投手に転向した根尾について「まだまだやらなくてはいけないことはたくさんある」とし、球の緩急や投手としての体作りなどいくつかの課題を挙げていた。