二択の米・パン、両方取ろうとした自衛隊員が停職→「厳しすぎ」の声 広報「処分は適正」その理由

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「基準の範囲内で厳正に処分しており、適正だと考えている」

   それによると、空尉は、不正をした当日、朝寝坊をしてしまったため、食事の時間を十分に取れず、時間を短縮するために、自分からご飯の量を減らした。そして、食事の後に食堂の外に持ち出して食べようと、1食分のパン2個を不正に取って、配膳係に見つかった。

「これは、乾物の不法領得になります。空尉は、そのことへの認識が不足していました。ご飯を減らしたら、パン1個ならいいというわけでもありません。空尉がしたことは、服務規律の維持に反する行為です。他の隊員がパンを食べられなくなりますし、食事には税金が使われています」

   航空自衛隊では、量やカロリーを計算したうえで、ご飯なら1杯と一律に決まっているという。お代わりなどができないのは、予算がないからということではないとした。

   空尉の行為は、自衛隊法の第46条1項1号に規定された「職務上の義務に違反し、又は職務を怠った場合」に当たり、懲戒処分の対象になると広報班の担当者は説明した。そのうえで、「処分は、基準の範囲内で厳正に行っており、こちらでは適正だと考えています」と述べた。

   厳しすぎるといったネット上の声については、「お答えは差し控えさせていただきます」と話した。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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