東京五輪公式映画は「フィクションの部分ある」 河瀬直美氏が自信「映画監督のスキルを全部投影」

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「『あ、河瀬映画ですね』という風に見ていただいている」

   IOCからは

「(1964年の東京五輪の記録映画を監督した)市川崑の時代に立ち返り、映画がこの人しか撮れない、あなたしか撮れないものであってほしい」

といった依頼を受けたといい、「その依頼を、私は全うできたのではないかなと思っている」とも話した。

   河瀬氏によると、過去20年ほどの五輪公式映画は

「誰が撮ってもそんなに変わらないような、形のある雛形があって、そういうふうな中にエピソードがはまっていく。だから、どこの国でやっていても、そんなに変わらないというような五輪公式映画になっていたと思う」

のに対して、今回の映画は「見た方は『あ、河瀬映画ですね』という風に見ていただいている」。過去の公式映画とは全く異質なものであることを強調し、

「これこそが、私は、自分が3年半かけて、自分のこれまでの映画監督としてのスキルを全部投影して作り上げたものであるという風に、誇りを持って言える」

と述べた。

   「SIDE:B」の上映は6月24日に始まる。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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