プロ野球・阪神タイガースが2022年6月20日、大リーグ・パドレス3Aのアデルリン・ロドリゲス内野手(30)の獲得を発表した。
20年にはオリックスに在籍し、日本球界の水には慣れている。しかし、現在のチーム状況では「使うポジションがない」と、識者は話す。
マルテ、ロハス不調で「起爆剤」に期待
今季は中軸として期待されたジェフリー・マルテ内野手が度重なる故障で18試合出場にとどまり、打率.197、1本塁打、3打点。現在は2軍でリハビリ生活を送っている。2年契約最終年のメル・ロハス・ジュニア外野手も36試合出場で打率.169、3本塁打、9打点とふるわない。途中加入のロドリゲスは打線の起爆剤として期待される。
マイナー通算215本塁打を誇るロドリゲスは、日本でプレー経験がある。20年にオリックスで59試合出場し、打率.218、6本塁打、25打点。左手首の死球で戦線離脱したのも響き、1年限りで退団した。米国に戻るとタイガース3Aで21年は116試合、打率.290、29本塁打、94打点をマーク。今季もパドレス3Aで45試合に出場して打率,272、12本塁打、46打点の成績を残している。
ロドリゲスは球団を通じ、「日本に戻り、タイガースでプレーする機会をいただき、とてもうれしく思います。タイガースファンのすばらしさは知っていますので、甲子園でみなさんの前でプレーできることを楽しみにしています。タイガースの勝利に貢献できるようにベストを尽くしたいと思います。ガンバリマス!」と意気込みを口にしている。