「予報が当たるかと言われれば、難しいとは思います。しかし...」
90日先まで天気予報を出すことについて、気象庁の情報利用推進課は6月20日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように答えた。
「国内の業者に対しては、一般の方が見られるウェブ上などでは、16日先まで1日単位で予報を出すことを認めています。それ以上は、許可を出していません。しかし、海外の業者は、気象業務法で縛ることはできませんので、その提供情報を使ってはいけないとは言えず、こちらから何か言える立場ではありません」
なお、東進が情報提供を受けたAccu Weatherは、公式サイトを見ると、90日先の天気まで予報を出している。
天気予報について、ナガセの広報部は20日、「全国学校のお天気」のページは、05、6年ごろに始め、90日先の天気については20年1月ごろから導入していると説明した。この天気予報を導入した理由については、次のように明かした。
「予報が当たるかと言われれば、難しいとは思います。しかし、受験生にとって、何もないよりも、目安があった方がいいと考えました。先まで分かるに越したことはありませんので、より便利にならないかと考えた結果として導入しました」
90日先の天気には、Accu Weatherのデータを使っているのかについては、「3社のいい部分を利用しており、天気のデータ提供元の内訳については言えません」として明確にしなかった。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)