「こんな不公平な選挙は初めて」立川市議選で選挙公報配布ミス 選管は謝罪も困惑「業者が履行していただけなかった」

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委託費は約105万円、業者は「担当者が終日不在」

   業者から18日18時30分に、約1万4000部の未配布があるとの連絡があった。19日14時には、18日中に7500部を配布し、19日にようやく残部を配り終えたと報告された。市はウェブサイトで「市民の皆様に大変ご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

   この業者とは初めての取引で、委託費として105万円ほどを支払う予定だという。

   選管事務局長は今回の事態を「私が知る限り、これだけのトラブルになるは初めて」と受け止め、責任の所在は「やっていただけるものとして発注しましたが、業者が履行をしっかりやっていただけなかった」との認識を示す。

   投票率は42.13%と前回から1.41ポイント下落した。遅配の影響については「判断はしかねます」とするも「紙の公報を頼りに投票する方もいるでしょうし、それがないことで投票に行くことができなかった、あるいは止めたという方もいるかもしれません」と推測した。

   詳しい原因がわかり次第、再発防止策を講じる予定だという。業者にも取材を申し込んだが、担当者が終日不在だとして回答は得られなかった。

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