YOSAKOIソーラン、ダイナミックな「傘踊り」に19万いいねの反響 代表驚き...技のこだわりを聞く

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「自分たちが満たされていくのを感じました」

   天嵩は2017年6月12日に千歳市を拠点に結成されたチーム。初代代表の小笠原昂輝(おがさわら こうき)さんが、大学生時代に札幌と名古屋の祭りに参加し、地域で異なる文化や見せ方に魅了されたことをきっかけに、同じ志を持つ仲間と共に立ち上げた。現在は18歳から33歳の男女約80人が所属している。大きな祭り前は週3~4回、閑散期にも1~2回ほど、千歳や札幌を拠点に練習している。

   YOSAKOIソーラン祭りには18年に初参加し、新人賞・ファイナルステージ進出を果たしている。その後も道内外で活動を続けた。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で活動が思う様にできなくなると、苦しい時が続いた。それでも仲間とともに奮闘し続けた上埜さんは、21年1月に2代目代表に就任した。コロナ禍の影響については、「物理的なところでは、マスクの義務化や会場の観覧制限、事前の健康チェックシートの作成等、コロナと付き合いながらいかに安全に行うかの対策が取られていると感じます」と述べる。

   大舞台であるYOSAKOIソーラン祭りは、新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となった。6月8日から12日まで開催され、札幌のYOSAKOIソーランチーム「北昴」が大賞を受賞した。準大賞には「夢想漣えさし」と「室蘭百花繚蘭」が選ばれた。天嵩は、本審査で一次審査員賞を受賞。映像参加企画では「札幌市制100周年記念賞」と「台湾観光局賞」を受賞した。

   上埜さんは「3年ぶりの開催に向けて運営側も各チームもお客様もいつも以上にボルテージが上がっているのを感じました」として、イベントをこう振り返る。

「"この瞬間の為に頑張って良かった"その言葉に尽きる2日間でした。今までため込んでいたものが一気に解放されて、自分たちが満たされていくのを感じました。
特にパレードでは、いつもより少し距離があるもののこんなにも近くでお客様と楽しい時間を共有できることにただただ感動しておりました」

   今回の祭りには、当日スタッフや外部の吹奏楽団を含めて約100人で参加した。上埜さんはイベントを運営する人や応援する人々に感謝し「僕たちの活動で少しでも恩返しができるようにこれからもっと頑張ろうという気持ちになっております」と意気込んだ。

   (2022年6月20日9時00分追記)本文の一部を修正しました。

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