「これ完全に放送事故だろ...」報ステでNHK党・立花孝志氏が退場騒ぎ 本人は不満「振る舞いを強制するのはおかしい」事前の通達文も公開

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   参院選に向けた党首討論が放送された2022年6月16日の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、NHK党の立花孝志党首の言動をめぐって「完全に放送事故」などとツイッターが騒然とした。立花氏は、テーマにそぐわない発言があったとして番組を途中退席している。

  • 立花孝志氏(2017年撮影)
    立花孝志氏(2017年撮影)
  • 立花孝志氏(2017年撮影)

「追い出される前に自ら止めます」

   9党首による討論中、ロシアによるウクライナ侵攻を受け「国民の安全 どう守る?」というテーマが提示された。

   NHK党としての回答は「NHKをぶっ壊す」だった。リモート出演していた立花氏は、「テレビをご覧の皆さん、テレビは核兵器に勝る武器です。テレビは国民を洗脳する装置です。テレビは国民が知るべき真実を隠しています」などと語り始めた。

   立花氏は事前にプロデューサーより、テーマと逸脱した発言をした場合、「スタジオから追い出される」可能性があると伝えられたとして不満をあらわに。立花氏が発言を続ける中、大越健介キャスターが「おっしゃる通り、認められません」と遮った。立花氏は大越キャスターが静止する中そのまま話を続けた。

   立花氏は「追い出される前に自ら止めますので、YouTubeで私の発言をさせていただき......」とYouTubeで続きを行うと予告した。

   画面が切り替わると、立花氏は席からいなくなっていた。その後、CM明けに小木逸平アナウンサーが「立花党首は自ら退席されましたが、このまま8党の党首の皆さんと議論を続けていきます」と伝え、立花氏以外の8党首で議論が進められた。

   SNSでは驚きをもって受け止められ、「これ完全に放送事故だろ...」といった反応が続出した。

「みっともないから追い出される前に...」

   立花氏は番組を退席後、テレビ朝日のビルから帰宅する車の中から「テレビ朝日からの圧力」と題してYouTube生配信を行った。

   番組から届いたという書類を公開し「テーマから逸脱した発言があったら、しかるべき対応をします」などとする文面を読み上げた。政治家に対し、テレビ局の指示するテーマの通りの振る舞いを強制するのはおかしいとした。国民民主党の玉木雄一郎党首にはこうした書類は届いていなかったとして、番組への苦言を呈した。

   生放送中に退席した理由については、「みっともないから追い出される前に自分から出てきました」としている。

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