マクドナルドで人気のマックシェイクバニラを注文すると、微かに別の味が混ざっている、何とかならないのか――ツイッターでこんな書き込みがあり、話題になっている。
マクドナルドでは、マックシェイクのカルピス味が、2022年6月8日から期間限定で4年ぶりに復活した。
「製造機の抽出口は1つしかないため、混ざる場合がある」
ところが、定番のバニラ味を店で注文したところ、このカルピス味が微かに混ざっていたと、ツイッターで15日に不満をつづった投稿があった。
投稿者は、好きなバニラ味を頼むたびに、ほぼ毎回別の味が混ざっているとして、どうにかならないのかと訴えていた。
最初のツイートは、5000件以上リツイートされて拡散しており、様々な意見が寄せられている。
「これすごいわかる」「やっぱ気のせいじゃなかったんだ」「限定が嫌なやつの時はシェイク頼まないようにしてる」などと同意する声も次々に出た。一方で、この程度は仕方ない、むしろ楽しみだといった感想もあった。
別の味が混ざっているという指摘は、ネット上で以前から時々出ており、マクドナルド側も、そうした声を意識して、公式サイトの「よくあるご質問」で次のように説明している。
「マックシェイクは機械の特性上、他の味が混ざる場合がございます。そのため、期間限定商品販売中はアレルギー情報が通常と異なる場合がございます。ご利用の都度、最新の情報をご確認くださいますようお願いいたします」
シェイクには、いくつかの味があるが、製造機の抽出口は1つしかないため混ざる場合があるという。機械の特性から他の味が混ざる場合があることは、公式サイトの商品ページでも注意書きがしてあった。
日本マクドナルドの広報担当者は16日、J-CASTニュースの取材に対し、なぜ他の味が混ざるのかについて、次のように詳しくメールで説明した。
「機器のメンテナンスの徹底、機器や商品の開発と改善に努める」
「シェイクの抽出口は1つで、抽出口の直前でシェイクミックスにシロップを加えることで味付けを変えています。抽出口を拭き取ることで抽出口の内部に残ったミックスの除去ができませんため、抽出毎にシロップを早めに止めてシェイクミックスのみを出すことで、直前に抽出したシロップが次に混ざらないようにする機能を持っております。しかしながら、製造時は自動で抽出・停止を行っておりますが、シロップの風味によっては直前に抽出した味が次の商品に移ってしまう場合があります」
機械について、味ごとにそれぞれ別の抽出口にするなど改善する考えがあるかは、こう述べるに留めた。
「店舗では製造機器の部品の交換とメンテナンスを定期的に行っています。引き続き、お客様にマックシェイクをお楽しみいただけるよう、機器のメンテナンスの徹底、機器や商品の開発と改善につとめてまいります」
他の味が混ざることについて、店員が間違えて別の味を少し出した後にそのままシェイクを出すといったように、機械ではなく人のミスに原因はありうるのかについては、こう述べた。
「マックシェイクの製造は味毎にボタンが決められており、ボタンを押すと適量で自動的に止まるようになっています。ボタンの押し間違いがない限り異なる味わいをご提供することはございません。また、マクドナルドのマックシェイクの製造マニュアルにボタンを2度押ししないように記載し、製造ミスがないようにしております」
今回、他の味が混ざっていたと投稿者が訴えたことについては、「この度はマックシェイクを楽しみにされていたお客様にご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。なお、期間限定商品のカルピスの場合、アレルギー情報は「通常と同じとなります」としている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)