2022年6月15日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で、三女・比嘉歌子(上白石萌歌さん)に同情する声が多くあがった。
「主賓のはずが一番出口に近い下座」
沖縄の本土復帰50年に合わせて放映されている今作。沖縄本島北部「やんばる地域」出身の主人公・比嘉暢子(黒島結菜さん)がふるさとの食に夢をかけて料理人を目指す物語。タイトルの「ちむどんどん」は、「心がワクワクすること」を意味する。
※以下、ネタバレを含みます。
沖縄やんばるから、母・優子(仲間由紀恵さん)とともに検査のため上京してきた歌子。暢子の下宿先である居酒屋「あまゆ」では、ささやかな宴会が開かれ、智(前田公輝さん)や和彦(宮沢氷魚さん)ら昔からの顔なじみが揃う。しかし、最初に優子と歌子があいさつした後、話題は暢子のことばかりで持ち切りで、歌子が思いを寄せる智も暢子と盛り上がる。その様子をすみの席で見ていた歌子は、「ネーネーごめん。ちょっと疲れたから」と言い、その場を後にする。
暢子は歌子に、試作のパスタを食べてもらおうと気を遣う。だが歌子は「暢ネーネーが羨ましい」「東京でみんなに可愛がられて、好きなことをして生き生きしてる。良子ネーネーも、暢ネーネーも夢をかなえた。うちだけ同じ所をぐるぐる回ってる。子どもの時から1ミリも成長してない」と気持ちを吐露。「この先もきっと同じ。仕事も恋愛も結婚も何にもできないまま死んでいくと思う。そういう運命」と自身の人生を嘆くのだった。
宴会の様子をめぐり、視聴者からはインターネット上で「長旅上京明日検査なのに、宴会しんどいわ」「誰一人として歌子の様子に気づかず放ったらかしにして盛り上がってる歓迎会が怖すぎた」「歌子、検査前のネガティブな時に大宴会するなんてパラレルな世界だわ。それも暢子が主人公的な...」「あまゆでの宴会、てっきり優子と歌子の歓迎会かと思ったんだけど、だとしたら主賓のはずが一番出口に近い下座で、暢子は店のど真ん中で智といちゃいちゃいちゃ。なんだそりゃ」などとツッコミをいれる声が多くあがっている。