連載が終了した人気漫画「ゴールデンカムイ」の原作者で漫画家の野田サトルさんが、俳優の藤岡弘、さん(76)から最新30巻の推薦文を書いてもらったと、ツイッターで感謝の思いをつづった。
「全話読んでからコメントいたします」。野田さんは2022年6月14日、藤岡さんからこう伝えられたとツイートし、「律儀で誠実な対応」だったと振り返った。
「愛、夢、極限を生きて生きて生き抜く!!」
ゴールデンカムイは、明治末期の北海道や樺太を舞台に、日露戦争から帰還した杉元佐一とアイヌの少女が、敵と戦いながらアイヌが残した金塊を探し求めていくという冒険活劇だ。
週刊ヤングジャンプ(集英社)で14年8月に連載がスタートし、22年4月28日発売号まで8年にわたって支持を集め続け、アイヌ文化を広めるのにも一役買った。単行本はこれまで29巻が発行され、累計で発行部数は1900万部を超えている。作品は、アニメ化されたほか、実写映画化も発表されている。
野田さんのツイートによると、藤岡さんは、野田さんに依頼されて、次のような冒頭で始まる30巻の帯コメントを寄せた。
「時代と運命に翻弄され深く重い過去、『傷』を背負った野望と欲望渦巻く、すさまじき野獣の群れ。愛、夢、極限を生きて生きて生き抜く!! そこに隠された秘めたる真実とは...」