プロ野球日ハムの元選手で野球解説者の森本稀哲氏(41)が2022年6月13日放送の「ひちょりのWA!!」(STVラジオ)に出演し、セ・パ交流戦で好調だった清宮幸太郎内野手(23)について言及した。
森本氏「まだまだ受け身になっている」
セ・パ交流戦18試合に出場した清宮は、62打数20安打で打率.323、3本塁打、6打点を記録。出塁率と長打率を足したOPSは.991で、打率は12球団の中で9位だった。
番組で清宮の活躍に触れた森本氏は「数字で見たら改めて交流戦でしっかり打ったんだなという風に感じます。でもこんなものじゃないですからね。僕の中の清宮幸太郎は、いま出ている数字の3倍、4倍でかい野球選手だと思っている」と独自の見解を示した。
清宮は昨季、プロ入り4年目にして初めて1軍出場なしでシーズンを終えた。新たに新庄剛志監督(50)が指揮を執る今季は出場機会に恵まれ、セ・パ交流戦を含めて56試合に出場し、打率.255、7本塁打、17打点の成績を残している。
森本氏は「今年もチャンスもらって打席に立っているがまだまだ受け身になっている」と指摘し持論を展開した。
「(相手投手が)『ここは一発食らいたくないな』とかわされる時はあるが、村上(宗隆=ヤクルト)選手みたいに『毎打席やられるかも』というピッチャーの緊張感が全然ない。幸太郎には絶対そういう選手になってほしいし、なれると思う」
森本氏「まだまだ彼は未完成」
昨季2軍生活が続いた清宮を見てきたという森本氏は、調整で2軍に来ていた1軍クラスの左投手に対して清宮が完璧に抑えられていたことに触れ、そのような1軍クラスの投手に対してどのような打撃が出来るかが課題であり、清宮に物足りなさを感じていたという。
森本氏は「今年はビッグボスが使ってくれている。稲葉GMの助言があったかもしれないけど。その中で今年本当に作らなければいけないと思う」とし、「ちょっとずついい形になっているがまだまだ彼は未完成。半分くらいじゃない」と言及した。
さらに「清宮選手がしっかりライト方向に引っ張るホームランを今年もよく見ているが、僕の中では違う。ど真ん中のボールを引っ張ってホームランもいいけど、ちょい外甘めのやつ(球)を左中間に軽々ホームランを打てる選手だから。そこをずっと待っている」と言葉に力を込めた。
17日からリーグ戦が再開し、札幌ドームで5位のロッテと3連戦を予定している。
森本氏は「今だったら2割6分、7分でホームラン20本くらいの雰囲気だが、彼は3割2、3分打てる。間違いなく打てる。その中でホームランも3、40発打てると思っている」と今後の清宮に大きな期待を寄せた。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 8, 2022
It is gone????
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覚醒へ...#清宮幸太郎 今季第7号
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