「オタクの婚活」は一大コンテンツ
文化や価値観の違いの延長で、趣味に関する婚活トピックスも頻繁にスポットが当たります。
例えば、自分がオタク気質の場合、相手も同じ気質なら趣味に対する情熱や活動も理解してもらえそう......と期待を抱く人は少なくありません。「オタク専門」をうたう婚活サービスもあるくらいなので、一定のニーズがある条件といえるでしょう。
しかし、オタクの婚活支援をしているひかりん@婚活孔明さんは、同じオタクでも「オタク趣味の合間に人生をしている人」と「人生の合間にオタク趣味をしている人」は全く違う生命体なので一緒になるのは無理、とツイートしています。
<オタクの婚活支援で「オタク趣味の合間に人生をしている人」と「人生の合間にオタク趣味をしてるひと」が一緒になるのは無理だと分かった- Togetter>
オタク専門の結婚相談所「とら婚」の公式アカウントも、「オタク話で盛り上がると相手の人となりがわからず別れるケースもある」「3次元の推しがいても旦那と子どもを推せないようだと厳しい」などシビアなアドバイスを投稿しています。
<#いいにくいことをいう日 オタ婚専門の結婚相談所「とら婚」公式さんが、辛辣な現実を次々とぶちまける- Togetter >
お互いオタク同士でも、趣味にかける熱量などの温度感がマッチしないと相互理解に至らないのですね。
オタク同士で成婚に至った人の事例もみてみましょう。
<同人作家同士が奇跡的に出会って結ばれる「34歳低所得オタクが婚活する漫画」- Togetter >
同人作家のVAGさんが、実録漫画「34歳低所得オタクが婚活する話」を投稿。VAGさんがオタク向けの婚活サービスを通じて相手と出会い、結婚するまでのお話です。
漫画の中では、VAGさんが相手とオタク趣味の交流をするだけでなく、デートを重ねてアクティブに行動を共にしながら互いを知り合った結果、結婚に至ったことが描かれています。VAGさんは漫画の末尾で「オタク歴が長い30半ばの自分でも気合を入れて動いたら結果がついてきてくれた」とコメント。
趣味の話はあくまできっかけであり、そこからいかに現実のアクションにつなげていくかが重要なのかもしれません。