井上尚弥を「倒せるとすればカシメロ」 元世界2階級王者が実力称賛「戦いづらい相手」...地元報道

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英国入り後サウナ使用で試合出場できず

   井上は7日にフィリピンのレジェンドである世界5階級制覇のノニト・ドネア(39)を2回TKOで破り世界3団体の王座統一に成功。今後は世界4団体王座統一を目指しており、年内にもWBO同級王者ポール・バトラー(英国、33)との対戦が見込まれる。

   かつて井上の対抗王座に君臨していたカシメロは、今年4月にはバトラーを相手に5度目の防衛戦を予定していたが、英国入りしてから減量のためにサウナを使用したことが発覚。これが英ボクシング管理委員会の定める規定違反に抵触したため試合に出場できなくなった。

   タイトル戦は暫定王座決定戦に変更となり、バトラーが同級4位ジョナス・スルタン(フィリピン)を判定で破り暫定王座を獲得。カシメロは21年12月に予定されていたバトラー戦の前日計量を、ウイルス性の胃腸炎のためキャンセルした経緯もあり、WBOはカシメロの王座をはく奪しバトラーが正規王者に昇格した。

   王座から陥落したカシメロは現在WBO世界バンタム級1位にランクされており、タイトル戦に向けてスタンバイしている。カシメロは21年8月以来リングから遠ざかっており、ライバル視する井上が完璧な内容でドネアを倒したことに刺激されたようだ。

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