巨人・坂本勇人が2022年6月9日の西武戦(ベルーナドーム)で40日ぶりに1軍の舞台に復帰。「5番・遊撃」でスタメン出場すると、3回2死一、二塁のチャンスで先制の左前適時打を放つなど猛打賞の活躍でチームの勝利に大きく貢献した。
「打線の破壊力がまったく変わる」
「坂本が入るだけでチーム全体の雰囲気がガラッと変わる。4番・岡本和真の後を打つ5番という打順も相手バッテリーにとっては厄介でしょう。岡本は長打警戒で四球でもOKという考え方だったが、次の打者に坂本が控えているので簡単に歩かせられない。岡本とストライクゾーンで勝負せざるを得ないので本塁打をさらに量産するのでは。坂本が入ることで打線の破壊力がまったく変わってくると思います」(スポーツ紙デスク)
今年で34歳を迎える坂本だが、まだまだ若手には負けない。強打者の成績が落ちる兆候として動体視力の衰えが要因のケースが多いが、坂本は直球に差し込まれずきっちりはじき返す。全盛期より守備範囲が狭まったが、遊撃の守備能力は現在もセ・リーグでトップクラスだ。
怖いのは故障だ。
今年は「左内腹斜筋筋損傷」で、レギュラーに定着した高卒2年目の08年以降で初めて開幕1軍のメンバーから外れた。3月27日の開幕3戦目・中日戦(東京ドーム)で復帰して4打数4安打と大活躍したが、4月30日の阪神戦(東京ドーム)で守備の際に負傷して途中交代。右膝内側側副靱帯損傷で戦線離脱すると、チームも首位から陥落して失速した。
左翼ウォーカーなら「カバーする範囲が広くなる」
「遊撃は守備の負担が大きい。左翼はウォーカーで守備に不安を抱えているため、坂本のカバーする範囲が広くなる。交流戦は指名打者の選択肢もあるが、リーグ戦に戻ると遊撃で出場し続けることになる。シーズンのトータルで考えれば間違いなく結果を出す選手なので、故障で戦線離脱することがチームにとって一番大きな痛手です」(スポーツ紙記者)
坂本の大活躍でチームも連敗を3で止めたが、5ゲーム差で追いかける首位・ヤクルトはまだ遠い。巨人は交流戦7勝8敗に対し、ヤクルトは12球団トップの11勝4敗で貯金は今季最多の16と順調に白星を積み重ねている。坂本の存在を起爆剤に必死に食らいつきたい。
(中町顕吾)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 22, 2022
初夏の大山、打つんだ☺️
\#大山悠輔 がタイムリー????
2連勝へ向け阪神が3点のリード????
⚾#プロ野球(2022/5/22)
????阪神×巨人
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