完封負け阪神「非常に惜しまれる」4回無死2塁の好機 「ベンチと選手の意思疎通」に球団OB疑問

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「この回に1点でも取っていれば...」

「ここは一度確認の上でバッティングコーチが中野の所に行って『まったくフリーで打っていいよ』『流し打ってもいいよ。左中間方面狙って行ってもいいよ』という一言があるか。あるいは『どうしても引っ張ってくれ』という風に言うか。どちらかはっきりベンチの気持ちを選手に伝える。こういうことが非常に必要になってくる場面だった」

   さらに「ここをきっちりとベンチと中野の中で意思の疎通がしっかり出来ていたのかどうか。これが非常に気になっています。中野のバッティングは中途半端な外寄りの球を引っ張ろうとしてのピッチャーゴロだっただけに余計にそれを感じました」と率直な感想を漏らした。

   チームはセ・パ交流戦に入ってから調子が上向き、6月1日の西武戦から6連勝を飾るなどここまで9勝6敗で交流戦2位につけている。この勢いに乗ってリーグ最下位から脱出したいところだが、手痛い連夜の完封負けとなった。

   田尾氏は改めて4回の攻撃を振り返り、「この回に1点でも取っていれば今日のゲームは分からなかったなというような内容だっただけにこの4回の攻撃が非常に惜しまれる」と述べた。

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