井上尚弥は「5階級制覇いける」 具志堅用高氏が太鼓判「一方的に強いとしか感じない」

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「狙っているところに全部パンチを当てている」

「2週間でどれくらいの練習をやったか。隔離もあったので。自分の経験からみたら試合の近くまで追い込んでいくんですよ。計量後の食事をしっかりとれたのか。もろいような気がした。元気がなかったね」

   番組スタッフから井上のスピードとパワーは天性のものなのかと問われた具志堅氏は「僕は(井上が)小学校の頃から見てますから」と切り出し、「ボクシング自体の動きとか、強くなる要素を全部小学校時代から持っている。スピード、バランスとか」との見解を示した。

   そして普通の選手には教えても出来ない対戦相手との距離感やパンチを当てる感覚が井上にはあるとし、「井上チャンピオンは狙っているところに全部パンチを当てている。あれは狙って打っている。ラッキーというのはないですね。的確に当たっているからダメージがある」との持論を展開した。

   強力なライバルを一蹴して3本のベルトを巻いた井上。次なる標的であるWBO王者バトラーが契約するプロモート社を通じて井上との対戦に前向きな姿勢を見せており、悲願の世界4団体王座統一が現実味を帯びてきた。

   進化し続けるモンスターに対して具志堅氏は「もっと強くなるね」と太鼓判。そして「今後もこの調子でやればスーパーバンタムでも確実にチャンピオンになれますね。5階級(制覇を)やりますね、彼は」との私見を述べた。

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