日本在住のウクライナ人兄弟YouTuber「SAWAYAN(サワヤン)」の兄・サワさんが、複数の神社でロシアのプーチン大統領を模したような「わら人形」が相次いで発見された事件をめぐり、「マジで僕は一切関係ございません」と関与を否定した。
過去の発言や振る舞いなどから、サワさんが犯人ではないかと疑う声がネット上で出ていたという。
「真っ先に僕が疑われています」
サワヤンは、チャンネル登録者数が約140万を超える人気ユーチューバー。ゲーム配信を中心に活動する。2022年3月には自民党の河野太郎広報本部長とロシアのウクライナ侵攻をテーマに対談して話題となった。
問題の「わら人形」については、各メディアが6月5日ごろから取り上げている。報道によると5月以降、プーチン氏とみられる顔写真の張られた人形が、境内の木や御神木に五寸釘で打ち付けられる被害が相次いでいるという。
事件をめぐってサワさんは6月7日、「プーチンのわら人形事件について言いたいことがあります」という題のYouTube動画を公開した。「最近ね、問い合わせが多くてですね」と切り出すと、
「なんとですね...今回の事件に関して、真っ先に僕が疑われています。『それお前がやっただろ』って」
と状況を明かし、「僕ではないということをね、まずハッキリ言いたい」と訴えた。
サワさんはこれまでの動画で、たびたびプーチン氏に言及しているほか、アミューズメント施設で同氏の顔写真を標的に用いて斧投げや瓦割りをする企画などを行っている。その影響か、TikTokやYouTubeなどネット上で疑惑が散見される事態になったようだ。
「恨みを持つことは全然悪いことではない」
自身がプーチン氏へ「恨みや怒り」を表してきたと認める一方、今回の事件については、
「やはり御神木、平和とかそういった人の幸運を祈る場所にああいった形のものをやったことが、よろしくないという事で」
と説明。そのうえで「賛否両論あると思うけど俺は決して、別に点P(編注:プーチン氏の意)に対してね、恨みを持つことは全然悪いことではないと思う」と持論を述べる。
サワさんは改めて「マジで僕は、一切関係ございません」と強調。今後も継続して、プーチン氏を扱った動画を投稿する意向を示した。
なおサワヤン兄弟は5日にも、「この件に関してサワヤンは一切関与しておりません」とツイートしていた。