総合格闘家の朝倉未来さんが、自身のYouTubeチャンネルで裏方・演者として活動していたスタッフの一人が「アンチコメント」を苦に脱退することを報告した。
精神科で「適応障害」と診断
脱退を表明したのは、学生時代からの友人である朝倉さんからの誘いを受け、2021年5月からYouTubeチャンネルのスタッフとして活動していた岡康平さん。21年9月には、朝倉さんがスペシャルアドバイザーを務める総合格闘技大会「BreakingDown」に選手として出場していた。
2022年6月7日に公開された「岡くんが脱退することになりました」と題した動画に朝倉さんは、岡さんとともに登場。「非常に残念なお知らせにはなると思うんですけど」と前置きし、「岡くんがYouTubeを含めてすべてを辞めて、新しい人生を歩いていくということが決まりました」と伝えた。
脱退の理由は、一部の視聴者から寄せられる「アンチコメント」とのこと。岡さんによると、一番考え込んでしまったのは「お荷物」「金魚の糞」といった心ない声で、「最初は無視してたんだけど、考えるようになっちゃって。『確かにな』って。『何にもできてないな』って感じてて...」とつぶやいた。岡さんの様子について、朝倉さんは「(本人も)気づかぬうちに募っていって...限界が来たということで」と話していた。
こうした状況を見かねた朝倉さんが岡さんに精神科へ行くよう促したところ、「適応障害」という診断結果が出たという。朝倉さんは「自分自身も責任を感じています」と述べ、「アンチコメントが多いチャンネルなので。鼻につく発言が多いので、僕が。そういうこともあってメンバーにヘイトがいってしまって、耐えきれなくなってしまったというのが現状なので」と悔やんだ。
今後は地元に戻って治療に専念
脱退後の予定を「地元に帰ってこれ(適応障害)を治したいです」と説明した岡さん。朝倉さんから症状が改善されてからスタッフに復帰する気はないかと聞かれると、岡さんは「SNS自体が全部ストレスで。インスタとかツイッターももちろん消したいし。SNS疲れみたいな感じで一刻も早く消したい」と切実に訴えた。また、アンチコメントは主にSNSのDM経由で送られてくるとも明かした。
さらに岡さんが「仲間内のいじりとかは逆にうれしいんだよ。笑えるし。でも、知らない人から同じことを言われてもムカつくとかはある」と吐露すると、朝倉さんは「それは俺たちの責任でもあるね」「俺たちが言ってるから言ってもいいやってアンチの視聴者は思うし。だから、そういった意味では俺たちにも責任はあるというか。申し訳ない気持ちがありますね」と反省した。
最後に岡さんは「短い間でしたけど、こんな僕を応援してくださって皆様ありがとうございました。そしてすいません」と視聴者に向かって別れの挨拶をしていた。