ペットボトル入りの醤油は1977年、キッコーマンが初
ペットボトル入り醤油の流通時期について聞くと、キッコーマン広報は次のように説明した。
「1977年にしょうゆの容器としてペットボトルを採用いたしました。ペットボトルの食品での採用は日本で初めてです」
導入の理由については、「ペットが耐衝撃性と透明度に優れるとともに、紫外線の透過が少ないなどの特徴を持つ素材だからです」と回答した。なお、PETボトルリサイクル推進協議会のサイトにも、ペットボトルの歴史について、「日本においては、1977年にしょうゆ容器として採用したのが始まりです」との記述がある。
今回、ちむどんどんでペットボトル入りの醤油が小道具として登場したことに、時代設定がおかしいのではないかとする声が視聴者から上がっている点について、キッコーマンの担当者に聞くと、
「御社からご連絡をいただき、初めて知りました」
と答えた。
NHKの広報担当者にも聞いた。
まず、話題となっているシーンで登場する小道具について聞くと、「番組内で使用したのは、ペットボトルの容器に入った醤油です」と認めた。続けて、1972年という時代設定に矛盾するのでは、といった指摘が出ている点を尋ねると、
「ご指摘いただいたご意見については、今後の番組づくりの参考にさせていただきます」
と回答した。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)