「醤油って瓶だったよね?ペットボトルじゃなかったと思うんだけど?」――NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のワンシーンに、視聴者からこんな指摘がツイッターに上がった。
ドラマの設定上の時代には存在しないはずのペットボトル入りの醤油が、画面に映っていたというのだ。
「ちむどんどん、あの当時あんなペットボトルの醤油入れ使ってたんかな...」
ペットボトル入りの醤油が登場したのは、2022年5月23日の第31回のラストシーンだ。
ヒロインの比嘉暢子(黒島結菜さん=25)が故郷の沖縄に住む姉の良子(川口春奈さん=27)に、下宿先の沖縄料理の居酒屋から電話をかけるシーンで、電話中ということでメインとなっていたのは2人の顔の大映しだった。
2人の会話の最中には、居酒屋の店内を映したカットも挿入されていた。店主の金城順次(藤木勇人さん=61)と娘のトミ(しるささん)が開店準備を進めている場面だ。そのとき、トミの手に握られていたのが、醤油が入ったペットボトルの容器だった。
このシーンに対し、視聴者からツイッターに
「ちむどんどん、あの当時あんなペットボトルの醤油入れ使ってたんかな...」
「この時代に醤油のペットボトルは無いだろう?」
といった指摘が上がったのだ。
同シーンの設定は1972年。確かに、それほどの昔であれば、ペットボトル入りの醤油は存在していなかったかもしれない。
そこで、J-CASTニュース編集部は、1972年時点で日本国内にペットボトル入りの醤油は存在していたかについて、醤油メーカーのキッコーマン(千葉県野田市)の広報担当者に話を聞いた。