映画のネタバレ「歓迎派」の心理とは 先に結末知れば「安心してコンテンツを楽しめる」

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配慮しているつもりでも「匂わせ」たらネタバレに

   続いて、ネタバレNG派によるエピソードです。他人にネタバレされて初めて気づくこともあるようです。

   漫画家のタカノンノさんがTwitterに投稿した、「気になるアニメの視聴を開始したら早々にネタバレ喰らった女の話」という漫画が注目を集めたことがありました。 漫画の内容はこうです。主人公の女性がアニメの感想をTwitterに投稿したところ、最後まで視聴したことがある人から「親友が死ぬ終盤の展開では...」「ここのセリフ覚えておいてね......」といったネタバレを含む返信を受け、憤ります。

   しかし、思い返すと主人公もかつて、他人に同じようなネタバレ行為をしていたことに気づいたのでした。

<ネタバレをされてしまい怒ったが、よくよく考えたら自分も他人に同じことをしてしまっていた...「これやって怒られた、気をつける」 - Togetter>

   もうひとつ、「2種類のネタバレ」についてのイラストも反響を呼んでいます。

   「2種類のネタバレ」とは、「犯人は◯◯」というように直接的な表現でのネタバレと、「お、するどい」「ここからが本番だから」など、間接的な言葉でその後の展開や結末を匂わせるネタバレのこと。後者は、相手に配慮しているつもりであってもネタバレである、との意見が多数集まりました。

<直接ネタバレする人より「ここ伏線」「この台詞覚えといて」みたいにやたらと匂わせてくる奴の方がバラしてる、という意見に同意の声多数 - Togetter>

   このように、人によって許容できるラインに複雑な幅があることも、ネタバレ議論に火がつきやすい一因なのかもしれません。

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