「井上選手の圧勝で前回以上の差が付くと思います」
金平会長は「井上選手の圧勝で前回以上の差が付くと思います」と断言し、その理由を説明した。
「前回は危ないパンチを被弾して眼窩底骨折になったりして効かされてしまうような場面もありました。今回、井上選手はドネア選手のパンチを分かっているので危ないパンチをもらうことはないと思います。本人が何もさせずに勝つというのが今回の目的だと言っているので、ドネア選手のパンチを十分に警戒して戦うと思いますので相当な差をつけて勝つと思います」
そして「もともと持っているスピードは井上選手の方がある。そもそもスピードが違う。前回の試合以上にドネア選手のスピードが上がっている感じがしない。39歳であの動きはすごいが、井上選手は今一番脂が乗っている時期。どうしても年齢の壁が出てくる。ドネア選手がポイントを取るのは難しいと思います」と続けた。
金平会長はリマッチで井上のボディーブローがキーポイントになると指摘。初戦では11回に右アッパーからの左ボディーでダウンを奪った。左ボディーを被弾したドネアは井上に背を向け少し歩いてから赤コーナー付近で膝をついた。
「キーポイントは左ボディー。あるいは右ボディー。井上選手はこれが非常に強いので中盤に当たってこれが切り口になっていくのではと思います。逆にドネア選手もボディーを効かせようとしてくるでしょう。ドネア選手は左フック、右ストレートのイメージがありますが、ガバリョ戦で効果的にボディー打ちを決めてKOにつなげましたから」