アイドル提供楽曲が別人名義で無断使用 作詞作曲しほり勝訴も事務所対応なし...代理人弁護士に聞く刑事告訴の見通し

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「適切に対応していただけずに大変残念です」

   エンタメ関連訴訟を多く手がけるレイ法律事務所代表の佐藤大和弁護士らがしほりさんの代理人をしており、佐藤弁護士は6月3日、J-CASTニュースの取材に対し、しほりさんが今回ツイートしたことで、同日昼過ぎ現在では、所属事務所側からの反応はまったくないとした。

「裁判において対応していただけると考えておりましたが、適切に対応していただけずに大変残念です。刑事については、現在、警視庁の原宿警察署に相談しております。来週には担当警察官と話をする予定で、受理していただけると考えております。刑事告訴は、著作権法違反であり、具体的には、しほりさんの公表権侵害と氏名表示権侵害となります」

   勝訴した民事訴訟では、この2つが含まれる著作者人格権侵害が認められて、総額220万円の賠償命令が出たとした。

   「アステリズム!」は、しほりさんがJASRACに自身の作品として届け出て、21年6月に受理されて登録している。

   楽曲の著作権を持つJASRACでは、所属事務所がリリースしていることへの対応について、広報部が取材にこう説明した。

「今回は、著作者人格権に関する訴訟ですので、こちらが関与していません。しほりさんが現在対応されていますので、今後所属事務所側にこちらが申し入れなどをすることは現時点では考えていません」

   J-CASTニュースでは、所属事務所側に対しても、ツイッターなどを通じて取材依頼している。回答があれば追って伝える。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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