「お金の為じゃねえ」那須川選手の発言に「俺は全く反対の意見」
さらに朝倉さんは、那須川選手がツイッターに「お金の為じゃねえんだよ 未来の為にやってんだよ 子供達はどうすんだよ」と投稿したことにも言及。その上で「俺は全く反対の意見。俺はPPV志向に切り替えない限り、格闘技の未来はないと思っている」と持論を展開し、「だって現状を見てください。格闘家一本で食ってる人って、0.0001%ぐらいしかいないですよ」と説いた。
続けて、ほとんどの選手が格闘家としての収入では生活が成り立たず、仕事を掛け持ちしながら練習に励んでいる現状について「だから日本人は(世界で)勝てないと思いますよ。環境が良くない」と嘆いた朝倉さん。「海外みたいにPPVの文化に変わったら、選手たちに入るお金が確実に増えるわけ。多分、0が1つか2つ増える」と述べ、「そうなってくると格闘家一本で食べていける人も増えるし、格闘家のレベルが上がって世界と戦える選手がどんどん出てくると思う。『格闘技は夢があるから始めたい』という人もめっちゃ出てくると思う」と予測した。
そして朝倉さんは「『子どもたちが観れない』とかそういう意見もわかるんだけど、そこはABEMAが年齢の低い子たちにはもっと格安にして売るとかさ。できるかわからないけど」とし、「だけど『子どもが観れないから無料にしたほうがいい』という意見は違うと思っていて。日本の格闘技の未来を見るんだったら、この試合を機にPPV志向に変わったほうが、日本の格闘技の未来はめっちゃあると思う」と力説していた。