国交省の見解は
J-CASTニュースは6月2日、AさんとBさんから提供された写真の車両について、国土交通省に見解を尋ねた。自動車局自動車情報課の担当者は、次のように述べる。
「自動車登録番号標が取り付けられていないように見受けられるため、適切ではありません」
ダッシュボードに設置することについては次のような見解を示した。
「自動車登録番号標の表示位置は、告示(自動車登録番号標等の表示の位置及び表示の方法の基準を定める告示)により規定されております。ダッシュボードについては『見やすい位置』とは言えないため、認められません」
「自動車登録番号標を見やすいように表示せず運行の用に供した場合には、道路運送車両法第19条違反となり、同法109条第1号に基づく処罰規定(50万円以下の罰金)があります」
担当者はナンバープレートが無い車両を見かけた際には、最寄りの警察署に通報するよう呼び掛けた。
また国土交通省にも、ビッグモーターが公道でナンバープレートを付けていない車を走行していたといった目撃情報が寄せられているという。担当者は「現在、事実関係等の詳しい情報を収集しているところです。情報が集まったところで、その後の対応について検討したいと考えております」と述べた。
J-CASTニュースは5月30日、ビッグモーターに公式サイトの問い合わせフォームを通じて事実関係の取材を試みたが、期日までに回答は得られなかった。プレスリリースに掲載されていた電話番号は、公式サイトから問い合わせるよう呼び掛ける自動音声が流れた後、切断される仕様となっていた。担当者のものとして記載されていたメールアドレスも配信不能となっていた。
31日にはコールセンターに問い合わせたが、本社に繋ぐことはできないとして、公式サイトからの問い合わせは全て担当者が確認しているということだった。