阪神の現状は「考えられない」「普通は貯金が5つあってもおかしくない」 OB苦言...チームの「泣き所」指摘

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「こんなに弱い打線というのは今まで見たかな」

   「7回まで結局、西勇輝投手が投げました。107球、良く投げたと思います。6安打、6奪三振1四球ということで1失点。この1失点で負け投手になるというのを何度も今年は見ているが良く投げたと思います」との見解を示し、「好投しながらも勝ちが付かない。西投手に限らず今年の阪神投手陣は受難だなというくらい打撃陣が点を取ってくれません」と指摘した。

   また、今季13度目の完封負けを喫した打線について「こうやってみていくと本当にタイガースの打線があまりにも寂しい。こんなに弱い打線というのは今まで見たかなというくらいちょっと覚えがない。もうちょっと点を取れる打線に、どうにかならないのかなという気がしました」と率直な感想を述べた。

   この日は西武先発の佐藤隼輔投手(22)に5回まで1安打に抑えられ、以降も西武リリーフ陣の前に得点を奪うことが出来なかった。田尾氏は佐藤のストレートにタイミングが合っていた打者がほとんどいなかったと指摘し、速球を打つ練習を多く取り入れた方が良いのではないかと提案した。

「(投手は)色んな球種をゲームでは投げてくるわけですが、そのうちストレートを投げる確率はかなり高いと思います。その真っすぐを一発でとらえる。それくらいの気持ちで打席に立っていれば何とかなるような気がする。今のタイガースのバッターは待っている球が来て仕留めきれない。そのような打席があまりにも多すぎる気がします」

5月24日に開幕したセ・パ交流戦はここまで3勝4敗。6月1日の西武との第2戦(甲子園球場)は西純矢投手(20)が先発のマウンドに上がる。

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