「車両の古さ」逆手に集客アピール 「国鉄型の聖地」で注目、JR岡山支社の観光戦略

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23年度から新型車投入、過去のものに

   「2022年は日本の鉄道開業150周年にあたりますし、因美線全通90周年の節目の年でもあります。岡山備後は交通の要衝でもあり、鉄道とのかかわりは深いエリアです。車両の古さも今となっては全国的に珍しいことですので、国鉄型も強みとしてPRできればと思います」と、5月26日に取材に応じた岡山支社の担当者は話す。

   1972年3月15日の山陽新幹線岡山開業から50年、山陰方面への「やくも」と、岡山駅に乗り入れるJR四国の特急「南風」「しおかぜ」が四国島内で運行を始めてから50年と節目の多い2022年。瀬戸大橋を鉄道で渡って四国にアクセスでき、「サンライズ瀬戸・出雲」も岡山駅で分割・併合を行う。各地から多種多様な列車がやってくるエリアだ。

   しかし、岡山が国鉄車両の楽園でいられるのも長くはない。23年度以降から岡山エリアでは新しい普通列車用の電車の投入が始まる計画で、115系や113系は置き換えられていく。「やくも」にも24年度以降新形式の投入が決まっており、ほどなく現在の光景も過去のものになる。

   「置き換えが始まる前のこの時期に早めに楽しんでいただければと思いますが、岡山備後には国鉄型の他にも観光列車『La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボア)』や『トワイライト瑞風』の運行予定もあります。鉄道の聖地としての岡山を幅広く楽しんでいただきたいですね」とJR西日本岡山支社は話している。

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