スマートフォン向け人気リズムゲーム「D4DJ Groovy Mix」(グルミク)の屋外大会で、複数の選手の端末が熱暴走で脱落する事態が起き、主催したブシロードが2022年5月29日、「最適なプレイ環境を提供できなかった」と謝罪した。
この日の会場の最高気温は29度だった。炎天下でのモバイル端末の使用は注意が必要だ。
「野外イベントは難しい...」
大会は5月29日14時から、山梨県富士吉田市の富士急ハイランドコニファーフォレストで開催された。15時から同会場で行われる、ゲーム声優によるライブのエキシビションマッチという位置づけだった。
ゲーム内予選などを勝ち抜いた4人が、ステージで腕を競った。しかし、選手や生配信の視聴者によれば、4人中3人が端末の熱暴走で動作が停止し、最後まで継続できた唯一の選手が優勝した。
SNSでは「3人が暑さで端末がやられて一人でやってるのシュール」「熱暴走で脱落ってのはちょっと残念な展開だったね」「野外イベントは難しいんですね」などと注目を集めた。
グルミクを展開するブシロードなどは大会終了後、ウェブサイトで「熱暴走による一部デバイスの強制終了が発生してしまい、大会出場選手の皆様、また会場や配信にてご覧の皆様に大変ご迷惑をおかけしてしまいました」と報告。トラブルは「熱対策を含めた、選手の皆様に最適なプレイ環境を提供できなかった運営に責任がございます」とし、「誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。後日、再戦を予定する。
司会を務めた声優の根岸愛さんは「端末が暑さに悲鳴を上げてしまったりと出場された方もこの環境下の中素敵なプレイを見せてくださりありがとうございました!また必ず改めて!!」とツイートしている。
スマホが熱暴走した場合は?
スマホやタブレットなど、モバイル機器の炎天下での使用は注意が必要だ。
携帯大手3社は、高温となる場所での使用・保管は故障や寿命の低下の原因となるとして注意を促す。
3社が加盟する「モバイルコンピューティング推進コンソーシアム」は、発煙のリスクもあるとして次のように説明する。
「ゲームや動画再生などの複数のアプリや機能の動作により内部部品の温度が上昇します。内部部品が発熱してもスマートフォン本体表面から放熱するため、触れている面が温かく感じる場合がありますが、やけど等に至る可能性の無い温度となるよう設計されております。ただし、高温環境下や本体表面を布等で覆うなど、表面の放熱を妨げて熱がこもると、本体温度が通常よりも高温となってしまう場合があります」
ソフトバンクによれば、発熱した場合は、電源を入れなおしたり使用しているアプリを終了させたりするよう呼びかけている。
#グルミク杯2022 エキシビションマッチ
— D4DJ Groovy Mix( #グルミク )公式 (@D4DJ_gm) May 29, 2022
本日14:00より無料生配信????✨
グルミクの初代王者がついに決定‼
ライブにも負けない熱い戦いをお見逃しなく????
????MC#高木美佑#根岸愛
YouTube▶️https://t.co/SxGHUaEH57
OPENREC▶️https://t.co/isbKg5dAcL#D4DJ #グルミク #D4FES_ALLIN pic.twitter.com/XVhL7dwceV