「こういうところでなかなか打たないのが佐藤」
田尾氏は「4番の佐藤。外野フライを打ってほしいなという場面。こういうところでなかなか打たないのが佐藤なんですが今回もそうでしたね」と振り返り、自身の経験から無死満塁から無得点に終わるパターンについて言及した。
「ノーアウト満塁で点が入らない時のひとつの大きなポイントは最初のバッターなんですね。最初のバッターが打つか打たないか。これでだいたい決まることが多い。ここでもし点が入ると大きな点になっていくパターンが多くなる。ここで最初のバッターがアウトになるとゼロを食らう回になることもよくある」と解説した上で、「佐藤の三振は非常に大きなアウトだった」と指摘した。
また、この日「5番・DH」で原口をスタメン起用した矢野燿大監督(53)の采配を疑問視し、その理由についても説明した。
「原口の状態が決していいとは思えない。5番に持ってくるのはいいのかなと疑問を持っておりました。この場面も初球ですね。初球を振りに行ってキャッチャーフライ。みんな引っ張りに入っている。原口のいい時は、おっつけのバッティングが出来る時。右方向に打てる時。こういうチャンスの時はやはりなかなか甘い球がこない場面が多い。初球でしたからね。初球から引っ張りに入ってキャッチャーフライ。これは内容が悪すぎる」